東京オリンピックに向けて建築業界が盛り上がっている理由
浮田哲州『建築業界』
2020年に東京オリンピックが開催されることが決まり、すでに建築業界が盛り上がり始めています。
特に関東近隣の地域にある建築会社は4年間で相当な数の公共事業を受注する見込みですし、史上最高の大会にするためにぜひ頑張ってもらいたいと日本全体が願っているでしょう。
それらの企業が受注する内容は、何も競技施設だけではありません。
道路や宿泊施設、その他関連施設などを合わせると、実に巨額の利益が動きます。
日本にとって相当な利益を享受できるでしょう。
また各企業には、オリンピック後も持続的な成長が望まれます。
オリンピックによる一時的な経済効果だけでは企業の利益に上手く直結しませんし、オリンピックの成功の一助に携わったことによるノウハウを今後どのように社会に還元していくかが課題なのかもしれません。